ライフ

世界遺産目指す富士山 登山経験者の67.2%「また登りたい」

世界遺産登録へ大詰めを迎えている富士山

 2013年6月の世界文化遺産登録を目指す富士山。8月29日から9月5日まで、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査が実施されている。1990年代はじめ頃から世界遺産登録への運動が行なわれており、登録の可否に影響力のあるイコモスの評価が気になるところだ。

 世界遺産登録へ大詰めともいえる状況を迎えている中、“富士山エリアを完全ガイドするウェブサイト”の「フジヤマNAVI」(富士急行)が「富士山を世界遺産に!!応援プロジェクト」をスタート。プロジェクトの第1弾として「富士登山に関する意識調査」(全国の20~60代・富士登山経験のある男女302名)を実施した。

「富士山に登ろうと思ったきっかけは何ですか?」という質問に対し、上位に入ったのは「友人・知人などに誘われたから」が32.1%、「日本で一番高いところに行ってみたかったから」27.2%、「富士山に憧れていたから」25.5%という結果に。

 そして「富士山に登って得られたものは何ですか?」には、53.3%の「達成感・充実感」という回答が1位、以下「自然の威力を体験」(25.5%)、「忍耐力」(15.6%)、「自分の気力・体力の限界を知ること」(14.9%)、「ストレス発散・気分転換」(13.9%)、「人との助け合い・思いやりの気持ち」(13.2%)となった。

「達成感・充実感」を感じた人が多いこともあり、「もう一度富士山に登りたいですか?」という質問には、「とても登ってみたい」15.9%、「登ってみたい」51.3%を合わせて67.2%が「また登りたい!」という意見で、“日本一の山”の魅力を感じさせる。

 また同プロジェクトでは第2弾として、富士山を眺める宿の宿泊券や名産品・レジャーグッズが当たる「富士山クイズトライアル」を9月30日まで開催中。

「フジヤマNAVI」でのヒントを確認しつつ実際に、記者は10問のクイズにチャレンジしてみたが、「富士山の頂上は誰のモノ?」や「戦時中、米軍が富士山で実行しようとした作戦とは?」「富士山頂で結婚式を挙げられるのはどんな人?」など、“富士山トリビア”的な内容になっている。

 日本で一番高い山というだけでなく、時に信仰を集め、文化・芸術の題材となってきた富士山。海外での認知も高い、日本の象徴ともいえる「Mt. Fuji」が世界遺産という称号を得られるのか――日本人としては気になるところ。そうした中クイズを楽しみながら、富士山について知ることも、応援のひとつといえそうだ。

関連記事

トピックス

参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
定年後はどうする?(写真は番組ホームページより)
「マスメディアの“本音”が集約されているよね」フィフィ氏、玉川徹氏の「SNSのショート動画を見て投票している」発言に“違和感”【参院選を終えて】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
皇室に関する悪質なショート動画が拡散 悠仁さまについての陰謀論、佳子さまのAI生成動画…相次ぐデマ投稿 宮内庁は新たな広報室長を起用し、毅然とした対応へ
女性セブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト
「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン