国際情報

中国のトイレに並ぶ特注「日本兵風反日便器」に破格の制作費

中国のレストランのトイレに並ぶ「反日便器」

 中国各地で反日デモを繰り広げ、日本企業と見れば問答無用で暴徒と化して襲いかかる。そんな中国人たちの頭のなかを覗くと「反日」しかないようで、思わず「ここまでやるか!」と声を荒ららげてしまいそうな“悪乗り”が横行している。

 ご覧いただきたいのは、日本兵を模した男性用の小便器。場所は中国東北部の旧満州ハルピン。とあるホテルに併設されたレストランのトイレに並ぶ。

 便器は4台で、右側の2つは中国の反日映画によく登場する日本兵がモチーフ。鼻の下に小さなヒゲを生やしているのが特徴だ。

「レストランの社長によれば、今年の1月に完成したとか。デザイナーに頼んで作らせた特注らしく、中国では破格の3万元かかったそうです」(現地在住の日本人ジャーナリスト)

 蛙でもあるまいし、人の面にションベンというのだから悪ふざけにもほどがある。ところが、深センのブティックではもっと驚くべきことが行なわれている。

 店先に掲げられた宣伝文句がそれで、「大声で『魚釣島は中国のもの』といえば15%引き、『日本は中国のもの』といえば20%引き」とあるのだ。たしかにお買い得ではあるのだろうが、果たして大声をあげる人間がいるのだろうか。

取材■北嶋隆(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2012年10月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
OZworldの登場に若者が殺到した
《厳戒態勢の渋谷ハロウィン》「マジで両方揉まれました」と被害打ち明ける女性…「有名ラッパー」登場で一触即発の乱闘騒ぎも
NEWSポストセブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
川村
【北海道・男子大学生死亡】脚には「龍のタトゥーシール」…逮捕された川村葉音容疑者(20)の同級生が明かす「暴力的側面」と「恋愛への執着心」
NEWSポストセブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン