ライフ

無洗米をおいしく炊く方法などお米に関する疑問を専門家解説

 いよいよ新米の季節が到来! しかし意外と毎日食べるお米について知らないことが多い。そこで、お米に関する素朴な疑問にプロが答えてくれました。今回質問に答えてくれたのが、五ツ星お米マイスター西島豊造さんと雑穀クリエイター田中雅子さん。

Q.新米って水加減を少なくしたほうがいいの?
A. いつもと同じ水加減でOKです。
「新米は水分が多いと思われがちですが、今はお米の水分量は一定に保たれているので、新米だからといって水加減を少なくする必要はありません」(西島さん)

Q.無洗米って本当にとがなくていいの?
A. ざるに入れてかき混ぜるとふっくら炊けます。
「水でとぐ必要はありませんが、ざるに入れて軽く20~30回かき混ぜると、米の表面に傷が付き、吸水しやすくなります。このひと手間でよりおいしさアップ!」(西島さん)

Q. 雑穀のおいしい保存法を教えてください
A.雑穀はきちんと密閉してから保存を。
「雑穀は湿気ないようにチャックの付いた保存袋に入れ、密閉して冷暗所へ。ゆでた雑穀は小分けにして冷凍しておくと、料理にパッと加えたりでき、とても便利です」(田中さん)

Q. お米の賞味期限ってありますか?
A. 精米してから2週間がおいしく食べられる期間です。
「米は生鮮食品と一緒で、賞味期限の表示義務はありません。その代わり、精米年月日が記載されています。精米された日から2週間がおいしく食べられる目安。それ以降はできるだけ冷蔵庫に入れて保管を」(西島さん)

Q. ご飯を炊くときに入れるとおすすめのものは?
A. 長時間浸水させるときは炭を入れると◎
「よく酢や酒、オイルなどを入れる人もいますが、あまりに古い米以外はそのままがいちばん! 夜といで朝炊くなど浸水時間が長いときは炭を入れると殺菌効果が」(西島さん)

Q. 炊飯器でどれくらい保温しても平気ですか?
A. おいしく食べるなら最長5時間を目安に。
「炊飯器で長く保温すると黄ばんだり特有のにおいが出ます。最近は長時間保温できるものも増えましたが、長くても5時間までに。すぐ食べないなら冷凍を」(西島さん)

※女性セブン2012年10月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト