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《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)

 今季3試合目となる先発登板(6月28日)のマウンドに立った大谷翔平。初の複数イニングとなる2回、27球を投げた。今回はメジャーで自己最速となる101.7マイル(164キロ)をマーク。リハビリ中というのに、右肘手術前の2022年9月に出した101.4マイル(163.2キロ)を更新するスピードだった。

「肘の再建手術明けのピッチャーの20%は、手術前より球速が3キロから5キロ上がるといわれています。ただ、大谷の場合は“復活するのは50%”といわれる2回目の手術です。それでいながら球速が上がる20%のほうに入っているというのが驚きです」

 そう話すのはスポーツジャーナリストで、『メジャーリーグ完全データ選手名鑑』編著者の友成那智氏だ。

「患部以外の箇所のトレーニングに加え、フォームの改造などの影響でしょう。やはりドジャースというチームの凄さじゃないでしょうか。エンゼルスの時はリハビリを経て1年7か月後に出て来てスピードが大きく落ちていたのに、ドジャースではメジャー最速が出る。リハビリノウハウのチーム格差を感じますね。トレーナー陣の技術と知識が全く違うのだと思う。

 ドジャースでトレーナーを務め、現在MLBの医療コンサルタントのスタン・コンテがノウハウを蓄積させている。大谷もドジャースに移籍したメリットが出たと言えるでしょう」

 大谷は復帰後3回目の登板では球種を5種類(27球)投げている。フォーシーム11球、スイーパー9球、スライダー4球、シンカー2球、カットボール1球という内訳だった。

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