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葬儀の契約 「1日延ばしても火葬場は取れる」と葬儀専門家

 葬儀費用の全国平均は114万3174円(2010年度、全国儀式サービス調べ)。地味葬傾向があるとはいえ、通常の葬儀には100万円を超える費用がかかっているのが一般的のようだ。その一方で料金トラブルも増えているという。では葬儀社選びはどのようにしたらいいのか。

 実際の葬儀社選びは、病院から紹介された葬儀社に自宅までの遺体の搬送とあわせてそのまま依頼するケースが多い。「早く決めないと火葬場が取れない」「搬送だけでは割高になるから」と急かされ、言われるままに割高のセット料金で契約してしまうこともありがちだ。

 元葬儀社の社員で、『葬式プランナーまどかのお弔いファイル』(文藝春秋刊)の著者・奥山晶子さんはすぐに葬儀の契約までは行わず、ひとまず遺体の搬送だけを葬儀社に依頼し、改めて葬儀について考える時間をとることを勧める。

「葬儀の契約を1日延ばしたからといって、火葬場が取れないということはありません。慌てて葬儀社を選んでしまうと、不本意な契約をすることにもなりかねません。延ばした1日で葬儀について家族と相談できたり、満足する遺影をゆっくり選べるケースもあります」(奥山さん)

 とはいえ、葬儀社を比較検討する時間はそれほどない。1日で葬儀社を決めなくてはいけない時は、せめて、費用とサービスを中心に見積もりなどをチェックするといい。

※女性セブン2012年11月15日号

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