スポーツ

東京マラソン チャリティ枠出場で翌年抽選外れる伝説の真偽

 東京マラソンは今や抽選倍率が10倍を超える人気大会だけに、1度も当選したことがない人もザラにいる。
 
 一方で「7回連続出場」の人も多数いることが判明した。過去の倍率から計算すると、7回連続当選する確率は93万人に1人程度だ。
 
「スタート前に盛り上げ役のMCが『初出場の人は?』とランナーに挙手を求めはじめました。2回目の人、3回目の人と回数が増えるごとに挙手は減っていくのですが、『7回すべてに出場した人』の時にAブロック(最上級者のエリア)でかなりの数の人が手を挙げたんです。挙手したランナーには周囲から冷たい視線が注がれていましたね」(Bブロックのランナー)
 
 市民マラソンに詳しいスポーツライターが語る。
 
「メディアへの露出を目的とした芸能人向けの『マスコミ企画枠』が数十人分、スポンサー枠も各社数十人分あるといわれています。7回連続で出場権を手に入れる人がいても不思議ではありません」
 
 一般抽選とは別に、一流選手用に別枠で募集されるエリート枠(約100人)、10万円以上の寄付で出場権を得られるチャリティ枠(3000人。2011年から)が存在するが、こんな“都市伝説”も。
 
「一度でもチャリティで出場すると、『こいつはどうせ金払ってでも出場するだろう』と思われて必ず落選するという噂を耳にしました。来年以降も寄付での出場を覚悟しています」(3年連続でチャリティ枠で出場したランナー)
 
 東京マラソン財団によると、「エントリーデータは年度ごとに破棄しており、そのような事実はない」という。

※週刊ポスト2013年3月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン