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2013.03.30 16:00  週刊ポスト

クモ膜下出血 買い物や就寝中などいつでも発症の可能性あり

 片頭痛は何度も同じ痛みを繰り返すが、意識の障害はなく命にかかわるものではない。しかし同じ頭痛でも、今まで経験したことがない痛みに突然襲われ意識障害やマヒ、言葉がしゃべれないなどの症状を伴う怖い頭痛は放置してはいけない。

 怖い頭痛の筆頭はクモ膜下出血だ。年間、日本人の5000人に1人がクモ膜下出血になり、そのうち40%が3日以内に死亡している。脳は頭蓋骨の中で、硬膜とクモ膜、軟膜に守られている。

クモ膜から吊り橋のような線維が出て脳の表面を覆う軟膜との間にクモ膜下腔を形成し、その中を脳脊髄液と太い動脈が通っている。その血管が破裂したり、血液が沁み出すのがクモ膜下出血だ。
  
 東京女子医科大学脳神経外科学の岡田芳和主任教授に話を聞いた。

「脳の表面の太い血管にある動脈瘤が破裂するのがクモ膜下出血で、この時、血管と硬膜に激しい痛みを感じます。血液は脳脊髄液と混じり、脳の表面が血だらけになります。

 その後、頭蓋内圧が急激に高くなり、呼吸や循環など生命維持に不可欠な機能が失われます。クモ膜下出血は買い物途中や就寝中など、いつでも発症する可能性があります」

(取材・構成/岩城レイ子)

※週刊ポスト2013年4月5日号

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