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4斗樽の丸テーブルで50種類の手料理味わう「尼崎の幸せ空間」

「料理に手間をかけますが、料金に手間(賃)はかけません」3代目・中島雄一さん

 阪神電車の尼崎センタープール前駅は、目の前のボートレース場が有名だが、実は関西の立ち飲みファンたちが、「尼崎の幸せ空間」と愛してやまない『中島南店』があることでも知られている。

「午前中から開けてますんで、主に昼間はボートファンが来てくれます。それが、夕方5時半を過ぎるとサラリーマンを中心とした常連さんに、がらりと入れ替わるんですよ」と、3代目の中島雄一さん(41)は、幸せ空間と呼ばれる理由には、ちっとも触れてくれない。

 少しの不満を抱きながら、この南店、外から見れば、立ち飲みのできる酒屋そのもの。だが、店に入ってみると、学生街に古くからあって、何世代もの青春を見てきた定食屋さんのような雰囲気があってほっとする。そんな印象を中島さんに話していたら、「まだ2年目の客だけど」と照れながら50代のスーツ組がフォローしてくれた。

「その感じ、わかります。もちろんわたしら、うまい酒を安く飲めるから来とるんは間違いない。でも、まめで面倒見のいい主人夫婦がいて、これだけの料理があって、どれも唸るほどにうまくて…。酒のつまみやからボリュームとしてもちょうどいいし。そう、ここは立ち飲み版学生街の定食屋なんです」

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