SNSの普及にともない、元カレや元カノの知りたくない“今”が手に取るように分かるようになった。「Facebookの友達登録から削除するのも気が引ける」「Twitterで監視してしまう」など、繋がりを完全に断ち切れない人も少なからずいるようだ。
そんな中、TwitterやFacebookだけでなく、「(無料通話・メールアプリの)LINEでも元カノの動向が分かるようになった」と話す男性(26歳・広告代理店勤務)もいる。
「LINEはクローズドな空間で交流できるのが気に入っていますが、『LINEタイムライン』が登場してから新しい楽しみが増えました。タイムラインは好きな範囲に自分の近況を投稿できるサービスです。元カノと元々カノが、俺にも見えるような設定でFacebookにも書かない近況を書いたりするので、その更新を楽しみにしてます(笑)
LINEタイムラインの良いところは、FacebookよりもずっとクローズドなLINE上の関係が分かること。コメントと“いいね”ボタンがあって、どんな人が彼女の投稿にコメントしているのか分かるんです。でも、俺が昔に連れて行った店に今カレと行っていた投稿を読んだときは、ちょっとショックでした(笑)」(同男性)
また別の男性(23歳・大学生)もLINEタイムラインについて次のように話す。
「Facebookで友達になっていないくらい浅い関係の人の近況を知るツール、という感じです。公開範囲を仲の良い仲間に限定して、クローズドのリアルタイム日記代わりにしている友人はいます。Facebookがオープンな空間になりすぎたことで、息苦しさを感じる人は多いと思う。そんな人にとって、LINEは昔のせまい範囲のオンラインチャットに近い感覚があるので気に入ってます」(同男性)
ユーザーの多くは、こうしてオープンとクローズドの空間をうまく使い分けているようだが、結局、昔の交際相手の情報が気になってしかたがない人も少なくないようだ。