数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリスト・山路徹氏(51才)が、女性セブン読者のお悩みに答えます。今回はラーメン店の行列に関する相談です。
【読者からの相談】
夫は行列のできる店に行くのが大好き。ひとりで行けばいいのに、必ず私をつきあわせます。先日は人気のラーメン店になんと1時間以上も並びました。私は長時間並んでまで食べたいとは思わないのですが、山路さんは行列のできるお店に行く夫の気持ちわかりますか?(38才・パート)
【山路徹のアドバイス】
行列ができるお店、好きな人いますよね。ぼくは疲れるから並んでまで食べたいとは思わないんですが、奥さんとおいしいものを一緒に食べたいというだんなさんの気持ちは理解できます。
行列ができる店というのは、味や店の雰囲気だったり、それなりに魅力があるからみんな並んでまで食べたいって思うわけでしょう。食べればきっと何か発見があるわけで。しかも夫婦の時間を大切にしようとしているだんなさんの気持ちは、くんであげたほうがいいと思います。
逆に、男だって妻の買い物につきあうの正直、面倒だなって思うこともあるんです。ぼくもよくつきあわされたなあ(笑い)。何時間も妻の買い物につきあって、最後は荷物持ちでしょ。でも、こういうときってお互い、不満を口にしてはダメだと思うんです。それが夫婦円満の秘訣ですから。
だんなさんは行列につきあってくれる友達がいないからということもあるかもしれないけれど、並んで大変な思いをしてまで、奥さんと時間を共有したいと思っているわけでしょ。それに1時間以上並んで、間が持つということはあなたたち夫婦の相性が良いという証拠でもあると思うんです。不平不満もあるでしょうけれど、並んでいる間、笑顔で「何を食べようか」と会話をすればだんなさんにも“暑いなか、並んでくれてありがとう”と感謝の気持ちが生まれるはず。
そうしたら必ずごほうびがかえってくると思いますよ。今度はあなたが自分の行きたいお店を指定してみてはいかがですか? “今度、ここ行ってみましょうよ、○○がおいしいらしいわよ”とか。こういうことは楽しんだもの勝ちです。
※女性セブン2013年8月8日号