芸能

『半沢直樹』に菅野美穂が「サプライズ出演情報」の噂の真偽

 後半戦に突入し、早くも新たな山場を見せている堺雅人主演のTBS日曜劇場『半沢直樹』(毎週日曜午後9時~)。“回収金額”のスケールも5億円から120億円に大幅アップし、渦巻く陰謀も、銀行全体を揺るがす大きなものに発展しそうな気配が漂う。これからの展開がよりいっそう楽しめる制作裏話を紹介しよう。

■アングル別に同じ演技を3度も4度も繰り返す

 大阪編では工場や雲隠れした社長の隠れ家など、屋外ロケが中心だったが、

「今後は東京本部の会議室が戦いの舞台になっていく。大阪とはまた違った風味が出てくると思います」

 と、制作関係者。子供たちの間で人気だという「半沢走り」の出番は減り、かわりに緊迫した会議室劇が展開されるようだ。

「単調な構図が続かないように、撮影は非常に凝っている。普通のドラマはカメラを5、6台出して撮影し、同じシーンの撮影はせいぜい2回くらい。しかし、このドラマではアングルを変えて膨大な回数を撮り、同じ演技を3度、4度とやって、いいところをうまく使っていくやり方。技術陣も俳優陣も、まさに真剣勝負。現場には常に緊張感が張りつめています」(制作関係者)

 迫真の演技はもちろん、役者の魅力を最大限に引き出すこだわりのカメラワークにも要注目だ。

■今後の物語のカギを握るのは倍賞美津子

 東京中央銀行が多額の貸し付けをしながら、運用の失敗で120億円の損失を出した「伊勢島ホテル」。そのキーパーソンの羽根専務は原作では男だったが、ドラマでは倍賞美津子が演じている。

「倍賞さんは先代から可愛がられた大番頭で、ホテルを何よりも愛してしまった女として描かれます。彼女の行動をその愛ゆえのものとして見ると、ドラマの見応えがよりいっそう増すと思います」(制作関係者)

 謀略と家族愛とのジレンマに悩んだ浅野支店長同様、後半も敵役たちがふと見せる人間らしさにも注目だ。

■菅野美穂「サプライズ出演情報」の真偽

 一部で噂されている、堺の実生活での妻・菅野美穂の本ドラマへのサプライズ出演。番組関係者に聞くと、

「残念ながらそれはない。キャスティングの時はまだ堺さんは結婚しておらず、結婚会見の時は私たちも驚いたくらいですから。その記事で菅野さん出演を語っていた『事情通』は、全然事情通じゃない」

 と苦笑い。半沢の妻・花役の上戸彩と菅野が火花を散らし、半沢がうろたえるようなシーンも見たかったような。

※週刊ポスト2013年9月6日号

関連記事

トピックス

五輪出場を辞退した宮田
女子体操エース・宮田笙子の出場辞退で“犯人探し”騒動 池谷幸雄氏も証言「体操選手とたばこ」の腐れ縁
女性セブン
熱愛を報じられたことがないSixTONESジェシー
《綾瀬はるかと真剣交際》熱愛を報じられたことがないSixTONESジェシー「本当に好きな彼女ができた」「いまが本当に幸せ」と惚気けていた
女性セブン
伊藤被告。Twitterでは多くの自撮り写真を公開していた
【29歳パパ活女子に懲役5年6か月】法廷で明かされた激動の半生「14歳から援助交際」「友人の借金を押しつけられネカフェ生活」「2度の窃盗歴」
NEWSポストセブン
池江
《復活を遂げた池江璃花子》“母離れ”して心酔するコーチ、マイケル・ボール氏 口癖は「自分を信じろ」 日を追うごとに深まった師弟関係
女性セブン
中学の時から才能は抜群だったという宮田笙子(時事通信フォト)
宮田笙子「喫煙&飲酒」五輪代表辞退騒動に金メダル5個の“体操界のレジェンド”が苦言「協会の責任だ」
週刊ポスト
熱愛が発覚した綾瀬はるかとジェシー
《SixTONESジェシーと綾瀬はるかの熱愛シーン》2人で迎えた“バースデーの瞬間”「花とワインを手に、彼女が待つ高級マンションへ」
NEWSポストセブン
熱い男・松岡修造
【パリ五輪中継クルーの“円安受難”】松岡修造も格安ホテル 突貫工事のプレスセンターは「冷房の効きが悪い」、本番では蒸し風呂状態か
女性セブン
綾瀬はるかが交際
《綾瀬はるか&SixTONESジェシーが真剣交際》出会いは『リボルバー・リリー』 クランクアップ後に交際発展、ジェシーは仕事場から綾瀬の家へ帰宅
女性セブン
高校時代の八並被告
《福岡・12歳女児を路上で襲い不同意性交》「一生キズが残るようにした」八並孝徳被告は「コミュニケーションが上手くないタイプ」「小さい子にもオドオド……」 ボランティアで“地域見守り活動”も
NEWSポストセブン
高橋藍選手
男子バレーボール高橋藍、SNSで“高級時計を見せつける”派手な私生活の裏に「バレーを子供にとって夢があるスポーツにしたい」の信念
女性セブン
幅広い世代を魅了する綾瀬はるか(時事通信フォト)
《SixTONESジェシーと真剣交際》綾瀬はるかの「塩への熱いこだわり」2人をつなぐ“食” 相性ぴったりでゴールインは「そういう方向に気持ちが動いた時」
NEWSポストセブン
いまは受験勉強よりもトンボの研究に夢中だという(2023年8月、茨城県つくば市。写真/宮内庁提供)
悠仁さま“トンボ論文”研究の場「赤坂御用地」に侵入者 専門家が警備体制、過去の侵入事件を解説
NEWSポストセブン