いまも現役、住宅街でポンピング採掘
写真のように、住宅地の一角で黙々と動くポンピング機材。横にはドラム缶が置かれ、ノスタルジックな光景が広がる。
ここは、秋田市郊外にある「八橋油田」(秋田県・秋田市)。大正時代に本格的な開発が始まり、戦後年間25万キロリットルの原油を生産した大油田だ。
現在の産油量は年間1万6000キロリットルと往時の1割にも満たないがいまも現役。99%は海外からの輸入に頼りながらも、1%の自国産石油の採掘が細々と続けられている。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年9月6日号