いよいよ来年4月から8%の消費増税が現実に。一世帯あたり多ければ年間で11万円の負担増になると予想されるが、金融広報中央委員会の調査によると、日本の世帯の4分の1が「貯金ゼロ」。では家計ではどんな節約術ができるのか?
家にいると、ついテレビをつけっぱなしにしてしまいがちだが、これはかなり電気代の無駄。
「1日1時間テレビをつけないだけで、液晶テレビ(32型)なら1年370円、プラズマテレビ(42型)なら1240円も節約できます」
と話すのはファイナンシャルプランナーの花輪陽子さん。
また、消費電力の大きさを左右するのは画面の明るさ。設定画面で少し暗く調整しておくだけで、手間なく節電できる。
電気の契約アンペアは1段階小さくするごとに、電気代が安くなる。たとえば、東京電力で40から30アンペアにした場合、月に273円の節約に。
「もちろん住まいの大きさや使っている家電の数にもよりますが、夫婦2人と子供1人なら30アンペアが目安。子供が2人いる場合でも40アンペアで充分です」(花輪さん)
スマホユーザーにとってネックとなる通話料も節約アプリを賢く使えば減らせる。ガラケーならば次のような理由で使い続けるだけで節約につながる。
ガラケーからスマホにした場合、毎月のケータイ代が2000円程度高くなるといわれている。今、ガラケーの機能で満足している人ならば、わざわざスマホに変える必要はない。ガラケーを使い続けること自体が節約になるのだ。長く使い続けるための手法を節約アドバイザーの丸山晴美さんが説明する。
「外装(携帯電話のケース)が傷んできたら、そのパーツがあれば、外装交換が可能です。その契約会社の店舗で相談してみましょう。取り替える場合、外装の交換には、契約会社独自のポイントを使えることも多いので安く抑えられます」(丸山さん)
※女性セブン2013年10月17日号