ビジネス

リニア新幹線 大地震の際停電で停止はあっても脱線ありえず

 2027年、東京~名古屋間にリニア中央新幹線が開通、品川駅から名古屋駅までを最速40分で結ぶ。全ルート世界最速のスピードでの走行、しかもそのほとんどが地下深くを走るだけに、「もし走行中に巨大地震に襲われたら」と心配になる人もいるかもしれない。だが、結論からいえば、リニア中央新幹線に「脱線」の可能性はない。

「車両はガイドウェイから10センチメートル浮上しているだけでなく、左右も常時それぞれ一定の距離を保っています。磁力によって、常にガイドウェイのちょうど中心に車両があるように調整されているのです。地震が起きた場合、若干の揺れは感じるかもしれませんが、その時も車両を磁力で中央に戻します」(JR東海・東京広報室)

 さらには、万が一、大きな揺れによって車両の左右がガイドウェイに接触しそうになった場合への備えもある。車体の下部に「案内車輪」というローラーがついていて、ガイドウェイとの距離が縮まると、このローラーが車両本体とガイドウェイとの接触を物理的に回避し、車両を再び中央に寄せるようになっている。

「トンネルや高架橋などの構造物も全て阪神・淡路大震災級の揺れに耐えるよう、基準に基づいて設計されています。リニア新幹線には脱線という概念がそもそもないんです」(JR東海)

 停電などの影響で、運行がストップすることはあり得ても、リニア新幹線が脱線することはありえないというのだ。

※週刊ポスト2013年10月18日号

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン