10月14日、東京都世田谷区で「世田谷パン祭り」が開催され、世田谷中のパン屋が一同に集結した。池尻小学校を貸し切り、体育館に個性豊かなパン屋が集ったこのイベントだが、近隣住民だけではなく遠方からも多くの人々が集まった。
最近、パンケーキやフレンチトーストなどがブームとなっており、パンやそれに類する食べ物への注目度も高まっているようだが、その人気の秘密は何か。荒川区から来た男性A氏(30歳)は、当日の様子をこう話す。
「パン好きの友人に誘われて参加しました。すぐにパンが買えるかと思ったのですが、昼の時点で学校から長蛇の列でした。ディズニーランドの乗り物ぐらい並んでいたと思います(笑)。1時間以上は並びましたね。
参加している人の多くは家族連れと、それ以外はお洒落で若いカップルという感じでした。パンにこだわりがあること自体、ファッションのようになっているのかもしれませんね」(同男性)
また、首から一眼レフカメラを下げ、会場の写真を撮影していた女性Bさん(24歳)は、神奈川県からパン祭りに訪れたという。
「パンが好きになったきっかけは『Hanako』のパン特集を見てからです。それから『なんかパン好きってお洒落でいいかも』、と思って(笑い)。世田谷パン祭りは、世田谷区のパン屋さんだけじゃなくて、様々な地域からも出品しているということで、参加しようと思いました。
スタバの写真とか、人気のお店のランチ写真をネットにアップするのはわざとらしいけど、パンはそこまでいやらしくないじゃないですか(笑)。パンのことを書くと結構友人からの反応もいいので、『パン好き』というのを個性にすると楽しいかもしれません」
単純にパンを食べるのが好きな人だけでなく、ファッション感覚で参加している人も多いようだ。