ライフ

ヒレカツとロースカツのカロリー 15%ほどしか違わない理由

 とんかつのロースとヒレでどちらがカロリーが高いのかと聞かれれば、大半の人がロースと答えるだろう。だが、実際はそう単純ではない。ジャーナリストの鵜飼克郎氏が検証する。

 * * *
 ファミレスのメニューや持ち帰り用食品のラベルなど、身の回りの様々なところに「カロリー」が表示されている。

 取材班は実際に店頭に並ぶ食品、あるいはテイクアウト可能なメニューを購入し、専門の検査会社でカロリーの数値を検証した。すると、以下の商品で表示を大きく上回るカロリーが計測された。

【有名とんかつチェーンの「テイクアウト用ヒレカツ」】
 ●表示/365kcal→実測値/504kcal=約38%オーバー

【有名カレーチェーンの「ハンバーグカレー」】
●表示/929kcal→実測値/1114kcal=約20%オーバー

【大手ファミレスの「ミックスプレート(ハンバーグ、エビフライなど)」】
●表示/823kcal→実測値/909kcal=約10%オーバー

 揚げ物のカロリー計算が難しいことは、ヒレカツが表示カロリーを38%超過していたとんかつチェーンの「テイクアウト用ロースカツ」が601kcal表示のところ、実測値で526kcalと、逆に表示より低かったことからもうかがえる。

 脂身の多いロースカツと赤身のヒレカツのカロリー比較は興味深い。生肉に関して言えば、「日本食品標準成分表」ではヒレが100gあたり115kcalで、ロースが263kcalとされていて、ロースが約2.3倍のカロリーとなる。

 ただし揚げ物になると今回の検証結果が「ヒレカツ/504kcal(168g)」「ロースカツ/526kcal(152g)」だった通り、グラムあたりのカロリーには15%ほどの差しかない。脂身の多いロースは揚げても油を吸わないが、赤身のヒレは油を吸ってしまうことからこうした現象が起こると考えられる。

※SAPIO2013年12月号

関連記事

トピックス

WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ(右・Instagramより)
《スクープ》“夢の国のジュンタ”に熱愛発覚! WEST.中間淳太(37)が“激バズダンスお姉さん”と育む真剣交際「“第2の故郷”台湾へも旅行」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト