国内

《戦後80年慰霊の旅》天皇皇后両陛下、7泊8日でモンゴルへ “こんどこそふたりで”…そんな願いが実を結ぶ 歓迎式典では元横綱が揃い踏み

フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)

フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)

 終戦から80年となる今年、4月には硫黄島、6月に沖縄・広島と、各地を訪問されている天皇皇后両陛下。「祈りの旅」の次なる目的地が、7月6日から訪れているモンゴルだ。天皇陛下(当時は皇太子)が前回モンゴルを訪れた2007年も、当初雅子さまの同行が検討されていたが、ご体調を考慮して陛下のみのご訪問となった。あれから18年、今度こそおふたりで──そんな願いがようやく実を結んだ。

 歓迎式典が開かれたウランバートルの広場には、天皇皇后両陛下の写真が掲げられた。

歓迎式典が開かれたウランバートルの広場には、天皇皇后両陛下の写真が掲げられた

歓迎式典が開かれたウランバートルの広場には、天皇皇后両陛下の写真が掲げられた

 約5時間のフライトを経て、モンゴルのチンギス・ハーン国際空港に到着されたおふたり。両脇にモンゴルの儀仗兵およそ40人が並ぶなか、モンゴルの外務大臣らに出迎えられた(6日)。

約5時間のフライトを経て、モンゴルのチンギス・ハーン国際空港に到着されたおふたり

約5時間のフライトを経て、モンゴルのチンギス・ハーン国際空港に到着されたおふたり

両脇にモンゴルの儀仗兵およそ40人が並ぶなかモンゴルの外務大臣らに出迎えられた(6日)

両脇にモンゴルの儀仗兵およそ40人が並ぶなかモンゴルの外務大臣らに出迎えられた(6日)

 到着後にはウランバートル市内のホテルに移動し、在留邦人らの歓待を受けられた(6日)。7日は陛下おひとりでのご公務で、雅子さまは翌日以降に備えて終日ホテルで過ごされた。

到着後にはウランバートル市内のホテルに移動し、在留邦人らの歓待を受けられた(6日)。7日は陛下おひとりでのご公務で、雅子さまは翌日以降に備えて終日ホテルで過ごされた

到着後にはウランバートル市内のホテルに移動し、在留邦人らの歓待を受けられた(6日)。7日は陛下おひとりでのご公務で、雅子さまは翌日以降に備えて終日ホテルで過ごされた

 フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた。歓迎式典にはモンゴル出身の元横綱、朝青龍(44)、日馬富士(41)、白鵬(40)も出席した(8日)。

歓迎式典にはモンゴル出身の元横綱、(写真左から)朝青龍(44)、日馬富士(41)、白鵬(40)も出席した(8日)

歓迎式典にはモンゴル出身の元横綱、(写真左から)朝青龍(44)、日馬富士(41)、白鵬(40)も出席した(8日)

 両陛下は、歓迎式典ののち、庁舎内にある応接用のゲル(遊牧民の移動式住居)にて大統領夫妻と歓談された。陛下は「今回、ふたりでモンゴルの歴史、社会、文化に触れることを大変楽しみにしております」と話された(8日)。

両陛下は、歓迎式典ののち、庁舎内にある応接用のゲル(遊牧民の移動式住居)にて大統領夫妻と歓談された。陛下は「今回、ふたりでモンゴルの歴史、社会、文化に触れることを大変楽しみにしております」と話された(8日)

両陛下は、歓迎式典ののち、庁舎内にある応接用のゲル(遊牧民の移動式住居)にて大統領夫妻と歓談された。陛下は「今回、ふたりでモンゴルの歴史、社会、文化に触れることを大変楽しみにしております」と話された(8日)

終戦後、捕虜として旧ソ連からモンゴルに送られ、命を落とした日本人約1700人を悼んで設立された慰霊碑。日本人抑留者を現地で慰霊されるのは、在位中の天皇として初めてだ(8日)。

終戦後、捕虜として旧ソ連からモンゴルに送られ、命を落とした日本人約1700人を悼んで設立されたこの慰霊碑。日本人抑留者を現地で慰霊されるのは、在位中の天皇として初めてだ(8日)

終戦後、捕虜として旧ソ連からモンゴルに送られ、命を落とした日本人約1700人を悼んで設立されたこの慰霊碑。日本人抑留者を現地で慰霊されるのは、在位中の天皇として初めてだ(8日)

撮影/代表取材、横田紋子 写真/共同通信社

※女性セブン2025年7月24日号

関連記事

トピックス

小磯の鼻を散策された上皇ご夫妻(2025年10月。読者提供)
美智子さまの大腿骨手術を担当した医師が収賄容疑で逮捕 家のローンは返済中、子供たちは私大医学部へ進学、それでもお金に困っている様子はなく…名医の隠された素顔
女性セブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
北朝鮮の金正恩総書記(右)の後継候補とされる娘のジュエ氏(写真/朝鮮通信=時事)
北朝鮮・金正恩氏の後継候補である娘・ジュエ氏、漢字表記「主愛」が改名されている可能性を専門家が指摘 “革命の血統”の後継者として与えられる可能性が高い文字とは
週刊ポスト
英放送局・BBCのスポーツキャスターであるエマ・ルイーズ・ジョーンズ(Instagramより)
《英・BBCキャスターの“穴のあいた恥ずかしい服”投稿》それでも「セクハラに毅然とした態度」で確固たる地位築く
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「箱わなで無差別に獲るなんて、クマの命を尊重しないやり方」北海道・知床で唱えられる“クマ保護”の主張 町によって価値観の違いも【揺れる現場ルポ】
週刊ポスト
火災発生後、室内から見たリアルな状況(FBより)
《やっと授かった乳児も犠牲に…》「“家”という名の煉獄に閉じ込められた」九死に一生を得た住民が回想する、絶望の光景【香港マンション火災】
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン