元日の「祝賀の儀」に参加した参内者には、お酒と料理が振る舞われる。こちらはどんなメニューかというと、過去4回、祝賀の儀に出席した経験がある岸本周平衆院議員はこう語る。

「祝賀の儀を終えた私たちは、控えの間である豊明殿に通されます。そこのテーブルの上に、折詰のおせち料理と杯がおいてあります。

 しかし、そこで料理を食べる人はいません。お酒も一杯だけ。杯と折詰を白い布に包んで、お土産として持って帰るのです。折には鯛、数の子、栗きんとん、かまぼこ、ごまめ、黒豆などが詰められ、素朴な日本の伝統料理という風情。菱葩も入っていて、甘いお菓子のようでおいしかったですよ」

 その場で食べないのは、いわゆる「睨(にら)み鯛」という風習で、箸をつけると恥をかくことになる。

 意外と知られていないが、天皇家では毎年、年末に餅つき大会が行なわれている。これは現在の両陛下が、民間で行なわれている正月の風習や遊びをお子さま方に体験させたいと考え、取り入れられた行事である。

 宮内庁の職員と一緒に餅をつき、木の枝を数十本用意して餅花を作り、御所の部屋だけでなく、職員の宿舎にも飾り付けられる。

※週刊ポスト2014年1月1・10日号

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