世の中の病院にはヘンな医者や厄介な看護師がいるという。19才の女子大生Mさんは、兄が入院した病院で、なんとも馴れ馴れしい看護師に遭遇したという。
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足を骨折して入院した兄のお見舞いに行ったときのこと。兄のベッドに目をやると、看護師さんが丸椅子に腰かけてペチャクチャ話しかけている。治療の話にしては楽しそうだぞと思って「お世話様です」と声をかけると、ようやく立ち上がったものの、なかなか病室を離れようとしないの。
「まだなにか?」と尋ねようとすると「あの~、も・し・か・し・て、彼女さん?」と下から上までガン見。
「妹ですケド」と答えると「な~んだ、そっか~。ガチで本カノかと思っちゃったじゃないですか。あはは」。スキップしながら病室を出て行ったの。兄いわく、「なんかオレ、気にいられちゃったみたいでさ。ヒマさえあればここに来るんだよ」なんと夜勤明けの休日にまで、私服でお見舞いに来たっていうから、笑いごとじゃすまないでしょ。しかも、兄もまんざらでもなさそ~な表情。
あの女、兄が退院したら、うちに通ってくるから見てな。
※女性セブン2014年2月20日号