「彼女はそれまでフリーのカメラマンとして、スポーツ新聞やテレビ局の仕事を請け負っていました。猪木会長とは、写真集の撮影で知り合ったそうです。そこで意気投合し、彼女は会長の専属カメラマンとなっただけでなく、私生活でも急激に接近していった。
彼女は2000年に六本木でバーを出したのですが、その後押しをしたのは会長でした。3年前、女性週刊誌に“愛人”と報じられたこともあります。さらには『IGF』の取締役にも名を連ねているし、昨年参議院議員に当選してからは、公設秘書にもなりました」
猪木氏は女優の倍賞美津子と離婚後、1989年に22歳下の一般女性と再婚。長男を授かると1998年、妻子と共にアメリカのニューヨークに移り住んだ。現在の猪木氏は日本に単身赴任中ということになる。その日本での生活を公私共にサポートしているのがH氏だという。
だが、最近、彼女の存在が、猪木氏にごく近い関係者の間で問題視され始めている。
「昔から、愛される人柄の猪木会長の周りには、自然と大勢の支援者が集まってきた。それが北朝鮮外交にも繋がり、政治活動にも大きく貢献してきた。
しかし、最近は親しかった支援者たちも会長に近づけなくなっている。Hさんは会長のプライベートを含め、すべてのスケジュールを管理し、いつ、どこに行くにもついてくる。会長と約束を取り付けようにも、Hさんが割って入ってきて話がスムーズに進まないことがある。
そもそもHさんと波長が合わないと、会長に繋いでももらえなくなる。最近は、古くからの支援者も離れていってしまい、会長が孤立し始めています。政治活動でも支障がでないか心配です」(前出・IGF関係者)
※週刊ポスト2014年3月21日号