5年前は20万円以上もした47型大型テレビが今は10万~15万円程度で入手できる――デジタル機器は進化も、値下がりも比較的早いのが特徴だ。
「大手メーカーの製品が充分に値下がりした今は、黒物家電(テレビ、デジカメ、オーディオなど)は大手メーカーや有名専業メーカーの製品を買うのが、お得で賢いといえます」
そう語るのはAll About家電ガイドの鴻池賢三さん。格安メーカーで得となるのは新ジャンルが登場した直後、大手メーカーが高値販売をしている間だけだという。
「“格安”といわれるとつい目がいってしまいますが、雑貨店に並ぶような製品はバッテリーに難があるものが多いので注意が必要です。バッテリーは本来危険物。膨張による故障、最悪の場合は発火や破裂などの危険を伴うことを考えれば、より安心して使え、信頼できるメーカーの製品を選ぶのが基本です」(鴻池さん)
もちろん大手メーカーの中でも価格や機能はピンキリだ。
「テレビはフルハイビジョンよりさらにキレイな画質の“4K”が注目を集めていますが、30万円オーバーと非常に高価です。日々のニュースやドラマを視聴するだけであれば、今まで通りの普通のテレビを選ぶほうが無駄はありませんね。
また、春からひとり暮らしを始める子供には、10万~20万円程度で購入できるテレビ受信や、録画機能も備えたデスクトップパソコン――“テレパソ”もオススメです。兼用スタイルは購入費用もスペースも抑えられて一石二鳥」(鴻池さん)
※女性セブン2014年4月10日号