芸能

復活のウルフルズ トータス松本だけじゃない新たな魅力が多数

“らしさ”全開の新曲『どうでもよすぎ』を引っさげて、約4年半振りに活動を再開したロックバンド・ウルフルズ。ファンにとっては万々歳だが、一方で、シャ乱Q、プリンセスプリンセス、LUNA SEAなどなど、解散・休止を宣言したバンドが次々と復活を遂げる状況下に、「また金儲けか!?」と閉口する者も少なくない。しかし、ウルフルズの復活は、単純な復活劇とは一線を画すと音楽関係者はいう。

「金銭面的な理由もあるでしょうけど、音楽的な判断から再結成に踏み切った部分が大きいと聞きます。というのも、トータス松本さんはバンド復活をもう少し早い段階から望んでいたようですが、ギターのウルフルケイスケさんがそれを望んでいなかったみたいです」

ウルフルケイスケといえば、ウルフルズのバンドリーダー。トータス松本が強烈な存在感を与えるため、リーダー=トータス松本と思われがちだが、実際はそうではない。今回の復活劇は、バンドリーダーであるウルフルケイスケがようやく重い腰を上げて、復活に踏み切った背景があるという。

「ソロアーティストとしてのトータスさんのライブの客入りはよくなかった。そういう背景もあって、トータスさんは復活を望んでいた。一方、ケイスケさんはソロ活動に加えて、バンド名義の『マジカルチェーンクラブバンド』としても全国を行脚していた。地道に小さなライブハウスなどを周り、評判もうなぎのぼりでした。着実に音楽的すそ野や人気を拡大していったケイスケさんからすると、おいそれと再結成に踏み切ることは難しかった。あくまでバンドとしての価値や発展性を考えて、このタイミングになったのでは」(前出・音楽関係者)

有名無名の分け隔てなく付き合う人となりもあって、若手バンドからの信頼も厚いと言われるウルフルケイスケ。注目すべきは、ウルフルケイスケをはじめとした他メンバーだという。

「ジョン・B&ザ・ドーナッツとしてソロ活動をしているベースのジョン・b・チョッパーさんの音楽的才能も見過ごせません。彼が昨年発表した『所在ない』は、あの小沢健二もハマったと言われるほど。ドラムのサンコンjr.さんも様々なアーティストとセッションしていました。

復活後は、トータスさんだけが注目されたかつてのウルフルズとは別物になるのではないかと、業界関係者も期待しています。今度はトータスさんが、彼らの存在感に助けられるかもしれませんね」(前出・音楽関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

(時事通信フォト)
5億円減収は「羽生結弦ロス」の影響か「宇野や鍵山でも埋まらない」日本スケート界「エース不在」の苦悩     
NEWSポストセブン
和田アキ子「お見舞い拒否」でも病室に招き入れた藤原達也 “元ワル”で“ギャンブル好き”な共通点
和田アキ子「お見舞い拒否」でも病室に招き入れた藤原達也 “元ワル”で“ギャンブル好き”な共通点
女性セブン
(時事通信フォト)
HIRO社長カムバックのLDH、新任「社外取締役」「監査役」もスゴかった
NEWSポストセブン
別居と離婚を認めた降谷建志とMEGUMI
《MEGUMIと立場逆転》不倫騒動で株を下げた降谷隆志 学ぶべきだった父・古谷一行さんの対応
NEWSポストセブン
イーロン・マスクは何者か「パーティーでひとり寿司」「規格外な金の使い方」「独創的なファッション」…7つの真実
イーロン・マスクは何者か「パーティーでひとり寿司」「規格外な金の使い方」「独創的なファッション」…7つの真実
女性セブン
来季は「川相昌弘監督」となる可能性も(時事通信フォト)
注目集める来季巨人の監督人事 「川相昌弘監督」誕生なら若手を育て上げて勝つ野球を体現できるか
NEWSポストセブン
KEIKOが公開した「アーティスト写真」
【12年ぶり素顔公開】globeのKEIKO、マスク外して完全復活へ 「生配信」にも出演
NEWSポストセブン
佳子さまの髪形やファッションを参考にされていたことも(9月、栃木県那須町。写真/JMPA)
「佳子さまに揺るぎない信頼」の愛子さま 雅子さまは何を思う…“思想”から影響を受ける可能性への憂慮
女性セブン
フレンチフライ(フライドポテト)専門店にいたのは松嶋菜々子と反町隆史(49才)夫妻だった。
【全文公開】松嶋菜々子、復活『GTO』で夫・反町隆史と共演 なぜいま夫婦共演が“解禁”となったのか?
女性セブン
木村拓哉
【全文公開】木村拓哉、「事務所を立て直す」の強い思いで積極的に“全方位外交” 因縁を越えてDA PUMPのライブも訪問
女性セブン
6日間にわたるベトナムへの公式訪問をされた秋篠宮ご夫妻(9月23日撮影、EPA=時事)
【ガーリーな姫ファッション】紀子さまベトナム訪問のお召し物に見る美智子さまとの共通点
NEWSポストセブン
“立ちんぼ”
「手錠が痛かった」歌舞伎町の大久保公園で覆面警察に逮捕されたアイドル似“交縁少女”の告白【前編】
NEWSポストセブン