見なれたダンナの顔に見なれたクセ。なのに「ン?」と、小さな違和感を持ったことはありませんか?
「“目にものを言わせる”というように、ふだんは自分の心と視線は一致しているし、手足や体の動きもそう。ところがうそをつくと、それがバラバラになります。そしてそのしぐさや動作には、必ず感情の動きや気持ちがあります。これさえわかってしまえば、ダンナの操縦は今以上にラクになりますよ」
と話すのは、日本心理カウンセリングセンター所長の関輝夫さん。しぐさから読み取れるダンナの本音と秘密を関さんが解説する。
【顔や上半身の動きだけでなく見落としがちな足にも注目を】
誰でも顔の表情や上半身の動きには目がいくものですが、足までは気がまわりません。しかしダンナの心は足で知ることができます。
ダンナが足を組んだとき、妻と反対側に足先が向き、体も斜に構えているなら、妻をブロックしたい、つまり向き合いたくない気持ちの表れ。貧乏ゆすりは思っていることを意思表示できないことへの、ささやかな抵抗を表現しています。
【追いつめられたときに逃げだすのは最悪の状態を避けるため!?】
ダンナの怪しい行動を問い詰めると、最初は落ち着きなくいい訳をしますが、最後にはその場から逃げだします。
それを妻は「卑怯!」と感じ、さらに怒りを増幅させますが、妻の詰問にカッとなって暴力など、ひどいことをしそうな危機からの脱出でもあります。逃げることの意外なメリットを知って損はありません。
【別れ話をほのめかすのは今の生活にうんざりしているだけ】
会社の同僚や同級生の話にかこつけて「あいつは古女房と別れて若い女をもらって若返った」とか「あいつは独身を通して、気楽そうでいいよな」といった、夫婦生活を否定するようなダンナの発言。
とくにケンカをしているわけでもないのに、このような言葉をもらすのは、今の生活がおもしろくない、ウンザリしているという意味。
「別れたいの? 離婚したいならハッキリ言えば!」などと角を立てず、「男のグチ」と聞き流しましょう。
※女性セブン2014年5月8・15日号