「ボールを上げに行くと、右肩が下がって上半身のラインが傾き、ソールが滑りやすいウッドであってもダフリ、トップ、プッシュアウトに引っ掛けと、ミスショットのオンパレードになる。かといって、ロングアイアンのように上から潰しに行ってもアカン。今度は左肩が下がってラインが傾いてまう。要は肩を水平に回すことやね」
他の留意点は、
「ドライバーと同じで、左肩を回しすぎないこと。90度回転するイメージで充分や。それと、フェアウェーウッドの場合は、ドライバーよりボール1個分、ボールの位置を右へ入れることが大事やね。
ドライバーはアッパーで打つけど、フェアウェーウッドはスイングの最下点で、ダウンブローで打つイメージ。ボールを上げたいと思うことがミスを呼ぶ。そしてボールの位置さえ間違えなければミスは防げる。どや、完璧な答えやろ」
あのう、質問はロングアイアンの打ち方だったんですけど。
「だから悪いことはいわん、ロングアイアンはやめとき」
※週刊ポスト2014年5月30日号