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尿の排出に30秒以上かかる場合は前立腺肥大の可能性に要注意

 初めての大人のおむつ──。その日はきっとやってくる。“おむつ博士”ことユニ・チャーム株式会社排泄ケア研究所主席研究員の船津良夫氏に、おむつが必要になる日についてきいた。

 * * *
 男性の場合、50代を超えると徐々に排尿のトラブルが増えてくるのですが、これは前立腺肥大の問題が大きい。手術が必要なほど肥大していなくても、肥大傾向があるということが排尿に影響することもあるんです。

 おしっこの勢いがなくなってくる。これ、排尿障害の目安のひとつです。普通、尿はだいたい20秒ほどで排出し終わります。出しきるまでに30秒以上かかる場合は要注意。前立腺肥大が始まっている可能性があるかもしれません。あとは尿が途中で途切れる、などの症状が出る場合もよろしくない。

 尿の勢いがないということは、膀胱の収縮力が弱くなっている、もしくは尿道が開かない、のどちらかです。後者の場合は前立腺肥大が疑われます。どちらにしろ一度専門医に相談してみることをおすすめします。

 また本人ではなく、まわりの人が先に気付く場合もある。

 尿の勢いが弱くなると、キレイな放物線を描かずに、真下に落ちるから便器を汚しがちです。例えば年老いた父親の使ったあと、やたらと便器が汚れているようだったら、尿漏れパッドなどの利用を考えてあげるのも家族の勤めだと思いますよ。

※週刊ポスト2014年6月6日号

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