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作家デビューの近道か 『ビリギャル』産んだ自伝投稿サイト

 著書に『年収150万円で僕らは自由に生きていく』(星海社新書)、『武器としての書く技術』(中経出版)などを持つ、プロブロガーのイケダハヤト氏が、ネットで起きているホットな出来事を紹介。今回は注目が集まっている自伝投稿サイトをピックアップします。

 * * *
 最近書店で『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本をよく見かけませんか?

 こちらは、塾経営者の坪田信貴氏が経験した実話をまとめた作品で、発売から数か月で30万部を突破するという大ベストセラーを記録しています。

 実はこの本、自伝投稿サイト「STORYS. JP」に公開された人気記事が基なんです。2013年4月30日に坪田氏によって投稿された記事は、即座に爆発的なアクセスを集め、なんと24時間以内に複数の出版社から「この記事を膨らませて一冊の本にしませんか?」というオファーが届いたそうです。そしてKADOKAWAから昨年末に出版され、今に至るというわけです。

 今年4月には、同様の経緯で『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』(朝日新聞出版)が書籍化。こちらもSTORYS. JPに投稿されるや否や莫大なアクセス、即座に書籍編集者から声がかかったようです。

 このサイトでは「学生生活」「恋」「受験」「病気」「別れ」「旅」などのカテゴリーで、自伝を投稿することができます。誰かに伝えたい素敵なストーリーをお持ちのかたは、ぜひ文字にしてみてはいかがでしょうか。もしかしてもしかすると、作家デビューしちゃうかもしれませんよ。

※女性セブン2014年6月12日号

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