2010年の南アフリカ大会終了後に就任したザッケローニ監督は、結果を残し続け、2014年のブラジル大会に至った。
「もちろん、細かい話をすれば、昨年10月の欧州遠征で連敗したときなどに否定的な意見は出ています。それ以前からも、監督を変えたほうがいいと主張する人はいますよね。しかし、全体的に見れば、少数意見であり、監督更迭のムーブメントは起こらなかった。結果を残しているので、当然といえば当然です。
今までのW杯成績と戦前の監督評価の相関関係から考えると、少し不安になりますが、監督自体が未経験だった1998年の岡田監督や2006年のジーコ監督と比べるのは、ザッケローニ監督に失礼かもしれません。DF陣に、やや不安はありますけどね。
ひとつ言えるとすれば、一般論として期待すると失望し、どうせダメだろうと低く見積もっていると喜びが爆発する。ザックジャパンにも、あまり大きな期待を寄せないほうがいいかもしれません」