カード決済が一般的になった昨今。成人1人あたり平均3.1枚のクレジットカードを持つ時代に(2012年3月末時点、日本クレジット協会調べ)。とはいえクレジットカードと現金払いでは、実際のところ、どちらがどのくらい有利なの?
ここで試算をしてみる。たとえば、還元率7%のカードで、20才から70才まで月35万円分支払い続けた場合、1470万円分の還元ポイントを得られることになる。一方、還元率5%のカードで月20万円分支払いし続けた場合、還元ポイントは600万円分だ。
「この試算のように、還元率の高いカードでそれなりの決済金額を続ければ、生涯600万~1470万円も得できます」(クレジットカード評論家・岩田昭男さん)
クレジットカードの魅力は決済の便利さだけでなく、ポイントやマイルが貯まり、割引があるなどのお得さ。ポイントは商品交換やキャッシュバックできるものもあり、最近はコンビニから家賃、税金と決済できる範囲がどんどん広がっている。
「カードの還元率は、平均0.5%で、1000円の買い物で5円のおまけがつく計算。銀行普通預金の利子0.02%に比べれば高い率であり、賢く活用すれば増税分も取り戻せます」(岩田さん)
百貨店カードは、使用金額によって、5%や10%のポイント還元率になるものもあるので、同じ店で買うなどして、上手にポイントを貯める工夫を。
※女性セブン2014年6月26日号