「『軍師官兵衛』は1月5日の初回こそ視聴率18.9%でしたが、5月4日には12.3%まで落ちています。そこから徐々に視聴率を持ち直していく中で、6月15日には17.5%を記録。これは初回、3回目に次ぐ3番目の高視聴率(7月13日現在)でした。その同じ時間帯ではTBSが『2014FIFAワールドカップDAILY』を放送し、4.5%と惨敗。一定の視聴者が大河ドラマに流れたと考えられます。
その証拠に、W杯ハイライト番組のなかった22日、29日は16.4%、14.9%と数字を下げています。そして、7月6日、テレビ朝日が『2014FIFAワールドカップウイークリー』(4.9%)を放送すると、『軍師官兵衛』は16.7%と再上昇しました。
その翌週は、W杯特番がなかったものの、17.5%とさらにアップ。前週流れてきた視聴者を確実に掴んだと言えます。もちろん、ドラマの面白さや役者の努力も視聴率アップの要因の一つですが、W杯ハイライトという裏番組との兼ね合いも見逃せません」(同前)
予想以上の低視聴率に終わったW杯ハイライト番組だが、それなりに恩恵を受けた番組もあったようだ。