「お笑いブームの頃なら、大阪でブレイクしたら、上京して全国区になるという道筋がありましたが、ここ最近は、大阪芸人が上京しても鳴かず飛ばずのことが多い。頼みの綱のTHE MANZAIもキャリアを積んでいる東京芸人の壁が厚くて、付け入る隙がない…。正直、大阪芸人たちもモチベーションを保つのに必死という状態です。
そんななかM-1の復活は、かなりの朗報です。大阪の朝日放送制作ということで、THE MANZAIに比べれば大阪芸人が有利になるだろうとの見方が強いし、M-1の看板があるから、注目度も高い。バラエティー慣れしていない大阪の超若手でもネタが面白ければ、ブレイクの足がかりになるわけです」
秋にも概要が発表されるという新生M-1グランプリ。従来通り結成10年未満を対象とした大会となれば、大阪の若手芸人にとっては、またとないチャンスになりそうだ。