2000年代前半にアニメ『テニスの王子様』が若者のテニス人口増を後押ししたように、現在はNHK・Eテレで放映もされている『ベイビーステップ』(週刊少年マガジンで連載)が人気となり、親と一緒にスクールに通う子供たちも増えたという。
日本テニス協会が昨年3月に発表した「テニス人口等環境実態調査報告書」によると、「年1回以上プレーしている」テニス人口は、2012年時点で373万人。2002年の423万人と比べると10年で50万人減少しているものの、ここ最近の錦織フィーバーがテニス人口をV字回復させていることは間違いない。
韓国・仁川アジア大会では“錦織2世”の呼び声高い西岡良仁選手が19歳という若さで金メダルに輝いた。今後も次代を担うスタープレーヤーが世界を席巻すれば、第四次といわれる日本のテニスブームも不動のものになるだろう。