彼女のお好みのキスはこうだ。
「バーのカウンターでほろ酔い気分になったとき、横からさり気なく抱き寄せられ、そっと唇を奪われるというパターンです」
鷹氏がパートナー役のAV女優・大槻ひびきに施すキスは終始ソフト。大槻の唇の端に自らの唇をやさしく重ね、ゆっくり中心へ移行していく。
「キスはセックスの入り口ってことをわかってない男が多すぎです。やさしいキスでエッチな気分を高めてほしいのに、荒い息で乱暴にベロベロと舌を入れてくる。口の中を舌でかき回せば女は興奮すると思ったら大間違いですよ」(28歳・金融)
「上手なキスをされると、それだけで下半身が濡れてくるのに男性はわかっていない」(36歳・食品)
ソフトなキスから次第にディープキスに移行する。そこで鷹氏は口の中にある「3つの性感帯」を提唱した。第1は上の歯茎の裏側から上顎にかけて。第2が舌の裏側の両サイドに血管が走る部分。第3は舌の裏側の中央にある縫い目のようなポイントだ。
24歳・大学院生の女性は「キスは時間の長さより中身の濃さが大事。ただ単に舌を吸うだけ、絡めるだけはNGです」と注文をつける。
「私は、舌の裏側をツンツンってされるのが大好き。『ステキなキスの後に、いいセックスができそう』ってその先を期待しちゃいます」(同前)
※週刊ポスト2014年12月12日号