今年で第65回を迎える『NHK紅白歌合戦』。紅白には長い歴史の中で、舞台裏ではさまざまな出来事があった。
出場者の歌う曲はNHKから指定されるのが基本。NHK側の選曲を拒否し1991年にハウンド・ドッグが出場を辞退したこともある。
“紅白博士”として知られる合田道人さんはこう語る。
「出場者に歌いたい歌について事前アンケートを取った時代もありました。第33回(1982年)は、自分の持ち歌であるかどうか関係なしに選ぶことができたため、榊原郁恵が『なごり雪』を歌いました」
第41回(1990年)に出場したシンディ・ローパーはそれまでの慣例と違い、「リハーサル時の撮影NG」がマスコミ各社に通達された。
なぜ彼女だけだめなのか、という現場取材陣からの質問に対して「リハの時はノーメイク。歌手にとってノーメイクはヌードをさらすようなもの」という説明があった。
※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号