芸能

ダンサー・紅蘭 父で俳優の草刈正雄の溺愛エピソードを披露

「気づいたら正雄と呼んでいた気がします。あ、正雄くんと呼ぶときが多いかな。一度、兄さんと呼んだら、正雄から『パパだ!』って否定されました(笑い)」

 草刈正雄(62才)を正雄と呼ぶのは、長女でダンサーの紅蘭(くらん・25才)。飄々としたキャラクターで、テレビのバラエティー番組でも活躍している。

 父親譲りの彫りの深い顔だちが印象的な彼女はダンサーの活動開始当初、有名人の子供に生まれたことで苦悩した。

「大きいイベントのメインダンサーに選ばれると、『あの子は草刈正雄の娘だから、どうせコネでしょ、父親が金払っているんでしょ』と言われました。私の実力なのに…。めちゃくちゃ悔しかった」

 仲のいい友達でさえ、紅蘭を紹介する時の決まり文句は「この娘、草刈正雄の娘」だった。

「いいことをしても『どうせ芸能人の娘だから』。悪いことをしたら『芸能人の娘なのに』。どっちに転んでも言われる。なんなんだよ!って思いました」

 その凝り固まったイメージに嫌気が差して、へそにピアスなどファッションで自己表現をするようになった。だが、ますます周囲からは白い目で見られるようになった。そんなこともあって、高校1年生の時に1年間のアメリカ留学を決意した。

「父に変な気を使わせたくなかったから、何も言わずに行こうと思ったんです。母にだけ相談して。でも、出発前日に気づかれて、当日の朝に抱きつかれて号泣されました。帰国時には父は空港まで迎えにきてくれました。お寿司を持って『日本食食べたいだろ』って(笑い)」

 父はとても心配症なのだ。

「今も実家住まいなんですが、軽く咳をしようものなら、父が『救急車呼ぶか?』と本気で言ってくるんです」

 学生時代に彼氏を実家に連れてきた時には、ショックのあまり、父は家出したという。

「バラエティー番組の収録が終わると、『いじめられなかったか?』と電話をいつもかけてきます」

 昔は父のことに触れられるのが悩みだった。しかし、比較されるほど有名な父だからこそ、今の自分があると思えるようになった。

「父は芸能界で成功したから、娘の私が比べられるんです。父を『成功』の基準と考えて、父より絶対お金を稼ごうとか。そういう目標ができて頑張れるんです」

 毎年、誕生日には、父から花束が贈られる。

「今年はひまわりでした。毎年、私をイメージしたと言ってくれるんですけど、毎年違う花ってどういうことなの? って思いますけど(笑い)」

※女性セブン2015年1月8・15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

TOKIOの国分太一
「テレビ局内でのトラブルが原因ではないか」TOKIO国分太一が重大なコンプライアンス違反で『鉄腕DASH』降板へ…ざわつく業界関係者ら
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、今年秋の園遊会に“最速デビュー”の可能性 紀子さまの「露出を増やしたい」との思いも影響か
女性セブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
殺人容疑にかけられている齋藤純容疑者。新たにわかった”猟奇的”犯行動機とは──(写真右:時事通信フォト)
〈何となくみんなに会うのが嫌だった〉頭蓋骨殺人・齋藤純容疑者の知られざる素顔と“おじいちゃんっ子だった”容疑者の祖父へ直撃取材「ああ、そのことですか……」
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン