ヒットすれば大きな売り上げとなる自作LINEスタンプ。本誌・女性セブンでは、ライター・Kと編集・セブ姉らでそんな一攫千金を夢見て「女性セブンスタンプ班(JSSH)」を結成し、ヒットするLINEスタンプ作りに挑戦している。
そんななか、JSSHのもとに、LINE公式キャラクターグッズショップがオープンするというニュースが。“ここにきっと、ウケるスタンプ作りのヒントが隠されているに違いない!”と、さっそく、ショップ内覧会へ向かう──。
「Kさん、原宿にLINE公式ショップができるらしいよ。取材に行かねば!」
無類のLINEオリジナルキャラクター好きのセブ姉からの指令で、早速取材を申し込んだJSSH。ちなみにセブ姉のお気に入りは、顔が似ているという理由で、ひよこの『サリー』だ。
「セブ姉、まさか自分が行きたいからじゃないんですか? それって職権乱用ですよ」
そんなKの突っ込みを軽く受け流し行く気満々のセブ姉。
「そもそもLINEは、公式キャラの断トツのかわいさから火がついたもの。原点に帰って、LINEキャラの良さを見直すことが今の私たちには大事だと思うの。それに、いずれはこのショップでJSSHオリジナルキャラグッズを売ってもらいたいし。夢はさらにでっかくなきゃダメよ~ダメダメ~」
と、昨年の流行語も駆使しつつ、力説するセブ姉。
「確かに、LINE公式キャラにはヒントがあるかも」
と、納得したKは、セブ姉とともに『LINE FRIENDS STORE』へ。
東京・原宿の明治通り沿いにある同ショップは、なんと国内初。LINE広報担当者によると、常設店としては、香港、シンガポール、韓国、台湾についで、世界で5店舗目なのだという。
「1階は、比較的低価格帯の普段使いできる文房具など。また地下1階は、スワロフスキーとコラボするなど、ラグジュアリーな商品を展開しています」(広報担当者)
確かに1階はポップな雰囲気。エントランスでは、ブラウン、レナード、コニーなどの等身大ぬいぐるみが出迎えてくれる。海外から来る観光客を想定してか、スタッフは英語や北京語ができる人も多く、インターナショナルな雰囲気だ。
商品は約400点。マグカップ1500円、マウスパッド400円など、確かにリーズナブルかつ使い勝手のよさそうなグッズが満載だ。店の中央にはスマホならぬ、リアルなハンコのスタンプが!?
「“これぞリアルスタンプだ”と、ハンコの試し押しをする人も多いですね」(広報担当者)
さっそく押してみたが、リアルスタンプ、めっぽうかわいい。この丸いフォルムがたまらない。このフォルムこそ、売れるスタンプに不可欠な要素だ!!
オリジナルキャラのぬいぐるみなんて、悶絶しそうなかわいさ。私たちのスタンプもいずれは商品化…。夢はさらに膨らむ。
店内をリサーチし、ウケるキャラクター作りに向け、あれこれ研究を進めるKの横で、
「すみません、いずれは私たちのキャラクターもここでグッズにして売ってもらえるんでしょうか?」
と、セブ姉、ついに核心に。
「それは…まだ、考えていないんです」(広報担当者)
落ち込むセブ姉。ていうか、われわれのスタンプ、まだ販売もしていないし。ショップを堪能し、すっかり新しいアイディアが湧いた気分のJSSHであった。
※女性セブン2015年1月22日号