ライフ

立ってかける、スチームはMAXで他 アイロンがけの新常識4

 準備が面倒だったり、かけてもかけてもしわがとれなかったり、時間も手間もかかって、とかく面倒なアイロンがけ。とはいっても、ワイシャツはパリッとしていたいもの。

「家庭でアイロンをかけるのとクリーニングとでは、異なる仕上がりが楽しめる」と話すのは、店頭に並ぶ前の洋服のアイロンプレスや検品を行う『ヤマサワプレス』代表の“アイロン男爵”こと山澤亮治さん。

「昨今、クリーニング店の多くでは、マシンを使ってプレスするため、くっきりと折り目がつき、平面的な仕上がりになります。一方、家庭でアイロンをかける場合は、肩や袖などにあえて折り目をつけず、ふんわりと立体的に仕上げるのがコツ。そうすると、着たときの体のラインを美しく見せることができるのです。体のラインにフィットするので着心地もよく、見た目にも柔らかい印象を与えます」(以下、「」内は山澤さん)

 なるほど、手仕事には機械でできないワザが宿るというもの。まずは4つの新常識を読んで、実践にトライ!

 新常識その1は、「アイロンは立ってかける!」

「立ってアイロンをかけると、かけ終わった部分をアイロン台から垂らせるので、しわやヨレができることがありません。座ってかけると、せっかくかけ終わった部分が床についてしまい、しわになってしまいます」

 新常識その2は、「アイロン前に手でしわを伸ばす!」

「面倒に思うかもしれませんが、先に手でざっと服のしわを伸ばしておくだけで、その後のアイロンがけの時間が大幅に短縮されて、仕上がりに違いが出ます」

 新常識その3は、「表示マークは見なくてよし!」

「実は家庭用のアイロンは、かけられる温度の幅がさほど大きくありません。かけるときは、すべて“中温”で大丈夫。高温に設定したほうが、早くしわが伸びそうな気がしますが、生地が傷んで溶けてきたり、色あせすることも。また、温度が低すぎると、スチームを出す時にポタポタと水が垂れて、放っておくとしみの原因になります。高温でかける素材は麻だけと覚えておいて」

 新常識その4は、「スチーム量はMAXで!」

「スチームの量を選べる機種なら“高”に設定を。生地にスチームで水分をたっぷり与え、しみ込ませることで、生地を柔らかくし、しわが伸びやすくなります」

※女性セブン2015年2月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン