世の中には、ちょっと変わった医者がいる。神奈川県のアパレル業・Kさん(37才)は、なんとも腹黒い整形外科医に遭遇したという。
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今年になって通い出した、家の近くの整形外科医院。診察後、年輩の女先生から、「来週も金曜日で大丈夫?」と、次の予約を聞かれたので「すみません、来週は母と北海道旅行なんで再来週でお願いします」と答えたんです。
すると先生、「あら~、北海道なんていいわねぇ。食べ物はおいしいし、景色はきれいだし、うらやましいわ~」と、帰ろうとした私の行く手をふさぐんですよ。
笑ってスルーしようとしたけど、さらに「私、昔から『白い恋人』が大好きなの。『マルセイバターサンド』もおいしいのよね」と、いつまでも話をやめないの。
仕方ない。「買ってきましょうか?」と聞くと、顔の前で手を振って、「いいですよ、そんなぁ~。お土産なんていらないからねっ」と大げさなリアクション。
診察室を出るときに、もう一度、「お土産なんて、本当にいいからね。うちはスタッフが3人いるから、私の分を入れたら4個。そんなの悪いから。本当に無理しないでね」と念を押すのよ。
もちろん買ってきましたよ。ちゃんと4人分のお土産。後でお隣さんから聞いたんだけど、この手でスタッフのお歳暮、お中元を集めているんですって。
※女性セブン2015年4月2日号