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【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況

「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上

「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上

“長嶋終身名誉監督”という光を失った巨人軍にあって、ファンが待望するのは「松井監督」であろう。これまで、その可能性は潰えたものと見られてきたが、風向きは大きく変わった。待ち望まれていた景色が、意外なほど早く実現する可能性が浮上している。

「私は長嶋茂雄から逃げられません」

 6月8日に都内の斎場で執り行なわれた長嶋茂雄氏の告別式で、そう弔辞を読んだのは愛弟子の松井秀喜氏(51)。

 これに先立つ松井氏の唐突な告白は、関係者を驚かせていた。

 6月3日にミスターが亡くなるとその翌日、住まいがあるニューヨークから長嶋邸に駆け付けた松井氏は2時間以上も恩師の亡骸と対面。その後、報道陣にこう話した。

「長嶋監督と生前、約束したこともあります。ここでは今はお話しすることができませんが、その約束を果たしたいなと思っています」

 告別式で喪主として挨拶した長嶋氏の次女・三奈さん(57)も松井氏の名をあげて、「父は松井さんが世界で一番好きな方です」と語った。

 そして松井氏が次の巨人の監督になる雰囲気を醸すことで、長嶋氏がそれを楽しみにしてリハビリに励むようになる「監督やるやる詐欺」をふたりで実行していたことを明かした。

 元巨人担当のスポーツ紙デスクは「長嶋家を代表する三奈さんの挨拶は重い言葉です」と語る。

「告別式の葬儀委員長を務めたのは読売新聞グループ本社代表で巨人オーナーの山口寿一氏でした。長嶋家と読売新聞が打ち合わせて仕切ったかたちの告別式で、長嶋さんが松井監督の誕生を心待ちにしていたと三奈さんが強調したことには大きな意味が感じられます」

 通夜・告別式で弔辞を読んだのは盟友の王貞治氏のほか、監督経験のある堀内恒夫氏と原辰徳氏、OB会長の中畑清氏、そして松井氏の5人。現巨人監督の阿部慎之助氏(46)は含まれなかった。

「参列した多くの人が、『やはりミスターの直系は松井なんだ』と改めて認識したはずです」(同前)

 V9メンバーで告別式にも参列した城之内邦雄氏も、長嶋氏が抱いていた「夢」をこう語る。

「長嶋さんは松井に誰よりも多くのことを教えたと聞きます。“約束”が何なのか私にはわかりませんが、長嶋さんが松井に巨人の監督をやらせたかったことは間違いない」

 これまで幾度となく持ち上がっては消えてきた「松井監督待望論」だが、今回は状況が違いそうだ。

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