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畑で立ってる野菜は立てて保存が基本 寝かせると鮮度落ちる

 毎日食べている野菜だが、保存方法を工夫するだけで、ぐんと美味しくなるという。

「アスパラガスは寝かせて保存すると、上に伸びようと穂先が持ち上がります。エネルギーを消耗するため、味も鮮度も落ちてしまいます」(東京青果・加藤宏一さん)

 アスパラガスだけでなく、畑で立っている野菜は“立てて保存”が基本。濡れたキッチンペーパーや新聞紙などに包み、ポリ袋に入れてから立てて冷蔵庫の野菜室へ。

「オクラは冷凍する前に必ずレンジで加熱しています。するとヌルヌルした食感と栄養分が損なわれません」(農業・奥良茂呂平さん)

 もどす時は自然解凍、もしくはレンジでチンする。

〈冷凍の手順〉
【1】へたを切り落とし、数本をまとめてレンジで1分加熱。
【2】5~10mmの厚さに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍。

 また、「干し野菜」にしておくと保存しやすいが、こんなやり方もあるという。

「車のダッシュボードの上にざるを置いたり新聞紙を広げ、野菜を置くだけ。車を日の当たるほうに向けておけば1日で干し野菜ができます」(農業・清水恵子さん)

 車内には虫が入ってこないうえ、これからの季節、閉めきった車内は温度がかなり上がるので干し野菜作りにもってこいだ。

「葉野菜は、束ねてあるテープを外し、ビニール袋に入れ、ふーっと息を吹き入れて袋の口を輪ゴムで縛って保存すると長持ちします」(消費生活アドバイザー・丸山晴美さん)

 葉野菜は葉っぱの表面で呼吸しているため、二酸化炭素を与えるとイキイキ。

「メロン農家では二酸化炭素を出す装置を設置しているんですよ」(加藤さん)

※女性セブン2015年4月9・16日号

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