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風水的には家族に「気をつけて」でなく「行ってらっしゃい」

 円満な家族が暮らす家は、清らかな気で満たされるもの。風水建築デザイナーのユミリーこと直居由美里さんが、家族仲良くすることの重要性を説く。

 * * *
 風水とは、住まいを良い気で満たし、そこに暮らす家族を開運に導くものです。私は風水鑑定のために多くの家を訪れましたが、成功している人は良い気が循環する家に住んでいるものです。そして、住まいの環境を整えることで、仕事がうまくいったり、金運が上がった例も数多く見てきました。

 家の中によどんだ気が溜まらないように、窓は閉め切りにせず、空気の入れ替えを。窓のないトイレやキッチンは換気扇を長めに回します。換気扇がホコリや油で汚れていては、効果が半減しますから、外して洗いましょう。

 そして、掃除や整頓と並んで大切なのが、家族が仲よく暮らすことです。

 今年は4月5日が二十四節気の清明です。読んで字の通り、清らかで明るい気に満ち、草木が萌え出る時期です。

 日本ではお墓参りといえば、お彼岸ですが、中国は清明。沖縄にも、お墓の前に親戚が集まり、花や線香を供え、ごちそうをみんなでいただく清明祭(シーミー)があります。

 古代中国では、先祖が眠るお墓を環境のいい場所に作ることで、子孫に繁栄をもたらす陰宅風水が主流でした。貴族や富裕層の家では、風水師を雇ってお墓を作る場所を探させたものです。その後、生きている人間が暮らす家を整える陽宅風水が生まれました。

 先祖にとっては、子孫がお墓に集まり和気あいあいと過ごすのは、何よりの供養でしょう。形だけ整えても、お墓の前できょうだいげんかが始まれば台無しです。

 家も同じです。掃除は行き届いていても、家族がいがみ合い、口論が絶えない家では、家運は上がりません。

 朝は「おはよう」とはきはきしたあいさつを。夫婦げんかの翌朝や、子供があいさつを返してくれなくても、相手の発する不機嫌なムードに引きずられてはいけません。見送るときは「気をつけて」ではなく、明るく「行ってらっしゃい」と声をかけます。「気をつけて」はネガティブな言葉なので、なるべく避けるようにします。

※女性セブン2015年4月23日号

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