芸能

オダギリジョー 次男の死で撮影を延期、復帰を心配する声も

復帰を危ぶむ声も出ているオダギリ

 オダギリジョー(39才)と香椎由宇(28才)夫妻の次男・Aちゃんが、4月20日に絞扼性(こうやくせい)イレウスで亡くなった。1才だった。香椎は、2008年にオダギリと結婚し、2011年2月に第一子を出産してからは、愛息との時間を何よりも大切にしてきた。

「香椎さんはカメラが趣味なんですが、出産後は暇さえあれば息子さんの写真ばかり撮っていました。息子さんが寝る前は必ず“今日もいい子だったね”って、ギュッと抱きしめてあげるのが日課だったそうですし、とにかく子供第一でしたね」(香椎の知人)

 香椎は東日本大震災の直後、一時的にオダギリを東京に残し、子供を連れて沖縄へ移住している。

「沖縄へ引っ越したのは、放射能が原因でした。すべては子供を守るための決断でした。自分の仕事に影響が出ようとも、何よりも子供の健康を優先する。それが彼女の矜持だったんです」(前出・香椎の知人)

 2014年4月に次男を出産してからは、極力仕事をセーブして、子育てに専念してきた。

「特に、Aちゃんは生まれたときから体が弱かったので、食には本当に気をつけていました。実家の母から、自然食を使った無添加の離乳食の作り方を教わったり、高たんぱく源の納豆を細かく刻んでおかゆに混ぜて食べさせたりと手をかけていたようです」(前出・香椎の知人)

 オダギリもまた、香椎と同じ気持ちで息子たちに向き合っていた。幼少期より母子家庭で育ち、父親を知らずに大人になった。だからこそ、わが子には同じような思いはさせたくない。そんな思いで、慣れない子育てに奮闘していたという。

「撮影で国内外を転々としているオダギリさんは、確かに家にいる時間は少ないんですが、その分、オフともなれば子供たちをお風呂に入れてあげたりと、香椎さんを支えていました。お子さんは2人とも完全にママっ子みたいで、“うちの子はオレが側にいても、ママの姿が見えなくなるだけで泣き出すんだよ”なんて、幸せそうに話していたのに…」(オダギリの知人)

 こんなにも穏やかな一家の日常を一変させた、次男の突然の死──。初7日を経た今、絶望の淵にいる夫婦に対し、周囲の人間は見守ることしかできないでいる。

「オダギリさんは、Aちゃんの死後、ドラマの撮影を延期して、ずっと自宅に引きこもったままだそうです。しばらくはAちゃんのお骨の側にいたい、という気持ちもあるんでしょうね…。このままではドラマ撮影の再開どころか、そもそも仕事復帰自体できるのかどうか…。香椎さんもまた、出演予定だったドラマの降板を発表しましたし、このままでは夫婦ともども壊れてしまうんじゃないかって、本当に心配です」(芸能関係者)

 現在、自宅にはオダギリ、香椎それぞれの実家の母親が頻繁に訪ね、家のことを手伝っているというが、彼女たちもまた、愛する孫の死に打ちひしがれたままだという。本誌記者が香椎の実家を訪ねると、母親が応対してくれたが、「すいません、今はそっとしておいてください…」と一言絞り出すのが精一杯だった。

 そして香椎は今、懸命に立ち上がろうとしていた。次男の死を発表した4月24日の夜。香椎は長男や親族とともに、東京近郊の回転寿司店を訪れた。

「食欲はないかもしれないけど、なにか食べて体力をつけないと…」

 そう親族にうながされた香椎は1口、2口と口に運ぶ。みな会話することもなく淡々と食事が進む中で、4才の長男が飽きてきたのだろうか。回転するレーンを止めようとしたり、テーブルの下に潜ってみたりと、いたずらをし始めた。すると、それまで黙っていた香椎は、長男に向き合って、真剣にこう諭したのだった。

「みんなの迷惑になるでしょ。ちゃんとしなきゃダメよ…」

 ちゃんとしなければ…自ら言い聞かせるように繰り返していた。そして、彼女は自らハンドルを握り、夫の待つ自宅へと帰っていった。

※女性セブン2015年5月14・21日号

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【独占直撃】元フジテレビアナAさんが中居正広氏側の“反論”に胸中告白「これまで聞いていた内容と違うので困惑しています…」
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中、2人は
《憔悴の永野芽郁と夜の日比谷でニアミス》不倫騒動の田中圭が舞台終了後に直行した意外な帰宅先は
NEWSポストセブン
富山県アパートで「メンズエステ」と称し、客に性的なサービスを提供したとして、富山大学の准教授・滝谷弘容疑者(49)らが逮捕(HPより)
《現役女子大生も在籍か》富山大・准教授が逮捕 月1000万円売り上げる“裏オプあり”の違法メンエス 18歳セラピストも…〈95%以上が地元の女性〉が売り
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
〈シ◯ブ中なわけねいだろwww〉レースクイーンにグラビア…レーサム元会長と覚醒剤で逮捕された美女共犯者・奥本美穂容疑者(32)の“輝かしい経歴”と“スピリチュアルなSNS”
NEWSポストセブン
永野芽郁のCMについに“降板ドミノ”
《永野芽郁はゲッソリ》ついに始まった“CM降板ドミノ” ラジオ収録はスタッフが“厳戒態勢”も、懸念される「本人の憔悴」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
日本人メジャーリーガーの扉を開けた村上雅則氏(時事通信フォト)
《通訳なしで渡米》大谷翔平が活躍する土台を作った“日本人初メジャーリーガー”が明かす「60年前のMLB」
NEWSポストセブン
スタッフの対応に批判が殺到する事態に(Xより)
《“シュシュ女”ネット上の誹謗中傷は名誉毀損に》K-POPフェスで韓流ファンの怒りをかった女性スタッフに同情の声…運営会社は「勤務態度に不適切な点があった」
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(時事通信社/読者提供)
《動機は教育虐待》「3階建ての立派な豪邸にアパート経営も…」戸田佳孝容疑者(43)の“裕福な家庭環境”【東大前駅・無差別切りつけ】
NEWSポストセブン
未成年の少女を誘拐したうえ、わいせつな行為に及んだとして、無職・高橋光夢容疑者(22)らが逮捕(知人提供/時事通信フォト)
《10代前半少女に不同意わいせつ》「薬漬けで吐血して…」「女装してパキッてた」“トー横のパンダ”高橋光夢容疑者(22)の“危ない素顔”
NEWSポストセブン
“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン