芸能

千葉真一氏 「ヒロくん(真田広之)は5歳から僕が育てた」

千葉真一氏が明かした「食われた相手」とは?

 東京・神保町シアターで映画祭「『役者は一日にしてならず』~春日太一セレクション~」が始まった。気鋭の映画史・時代劇研究家の春日太一氏による週刊ポスト連載を書籍化した『役者は一日にしてならず』(小学館刊)に登場する名優16人の出演作を、一挙上映する企画だ。

 初日の6月6日、『戦国自衛隊』上映後のトークショーには主演の千葉真一氏(76)が登場! 客席を埋めつくした熱狂的ファンからは歓喜の声があがった。

 この日の千葉氏は絶好調。『戦国自衛隊』での超絶ロープアクション秘話に始まり、同作品で共演し、今や世界的スターとなった真田広之(54)とのエピソードも披露。

「ヒロくんは5歳から僕が育てた。彼は世に出る前から抜群の肉体を備えていた」

 2年前に他界した夏八木勲(享年73)との思い出を春日氏から聞かれると、「なっちゃんの演技には食われた。あんなに素晴らしい役者、そして友人はいなかった」と涙ぐんだ。

 最近は芸能ニュースを騒がすことも多い千葉氏だが、やはり生粋のアクションスターだと痛感した夜だった。

 同映画祭は7月3日まで開催。他に『天使のはらわた 赤い教室』(蟹江敬三・出演)、『蒲田行進曲』(風間杜夫・出演)など上映。詳細は神保町シアターホームページ(http://jinbocho-theater.jp/)まで。

撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2015年6月26日号

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