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熱川バナナワニ園 「敢えてこの場所にいるオレ」主張も可能

 1958年に開園して以来、現在も人気の観光スポットとして名を馳せている静岡県・伊豆町の「熱川バナナワニ園」。絶滅の危機に瀕した世界中のワニが約120頭飼育されているほか、レッサーパンダや熱帯地域の植物などが楽しめる観光スポットだ。最近では、『ヨルタモリ』(フジテレビ系)でタモリがバナナワニ園に訪れた際のエピソードを紹介するなど、話題になっている。

 昭和の香りがただよう観光スポット、バナナワニ園が今でも人気がある理由は何か。実際にバナナワニ園に訪れていた来園者に話を聞いた。男性4人でレンタカーを借りて来訪したというAさん(22歳・大学生)はこう話す。

「バナナワニ園はファミリー層や高齢層でも楽しめるテーマパークですが、若い世代にも人気があります。僕の実感だと、あらゆる観光スポットがあるにもかかわらず、『あえてバナナワニ園に行く俺』みたいなブランディングができるところが若者人気の秘訣だと思います。

 SNSでワニの写真をシェアすると結構な反響がありますし、ただの昭和な観光地ではなく、今ではサブカル感のあふれるスポットとして注目されているんじゃないでしょうか」(Aさん)

 またカップルで訪れていた男性Bさん(26歳・IT系ベンチャー)は、ワニ自体に魅了されたという。

「思いのほかワニの生態が興味深いものだったので面白かったです。水の中で浮かんでいるものや重なりあっているクロコダイルなど、種類によってまったく別の姿。こんなにたくさんの種類のワニを比較できるのは、日本ではおそらくここだけです。

 また熱川という立地もいいですね。近くには様々な伊豆の“B級観光スポット”もあります。彼女と一緒に伊豆旅行のついでに来たのですが、デートスポットとしても最適だと思いました」(Bさん)

 昭和の香りを残した観光スポットとして注目を集める熱川バナナワニ園。今後、ますます伊豆観光において外せないスポットとなるかもしれない。

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