「鬼は~外! 嫁は~ウチ!」。じゃあ「鬼嫁」は? やっぱりウチにいるんです。昔は優しかった奥さんが、いつのまにか鬼のごとくダンナに厳しくあたるようになるのは世の常……でも、よそんちの鬼嫁話なら大いに笑えます。OLさんが聞いた上司・同僚の“鬼嫁伝説”を語り合うギリギリ座談会です。
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さやか(メーカー・28歳):ウチの課長は、子供のお受験に金がかかるとかいって、嫁からの切り詰められ方が半端ないの。もはやお小遣い制でさえなく、必要な時は申請して認められる方式なのよ。
あけみ(不動産・32歳):へっ、どゆこと?
さやか:「今晩は部下と飲み会なので3000円ください」とかいって、いちいち申請。で、証拠としてレシート提出が条件。そのくせ妻はお受験の情報交換とかいって昼間っからホテルでフレンチ食ってるらしい。
もも(建設・27歳):ザ・格差社会だなw
ゆうか(商社・27歳):ウチの課長の嫁はドケチに加えて束縛が半端ない。門限は22時の上に、お金があると女を作るからとクレジットカードは取り上げられ、5000円チャージされたEdyカードだけ持ってる。
あけみ:あはは、座布団1枚! それじゃあ浮気は一生、無理だわなあ。
ちなつ(広告・30歳):ウチの課長のとこの奥さんも、絞り方が並じゃないよ。課長のトイレが長いと、「電気代の無駄!」つって勝手に電気は消す。「風呂は水道代の無駄」つって、お風呂の栓も隠されてるらしい。
あけみ:鬼だな、マジでw
ちなつ:そしてついには、「トイレ行き過ぎなんだよ」と嫌味いわれて、仕方なく課長、会社帰りに近所の公園やコンビニで用を足してから帰るらしい。最近じゃコンビニの店員も同情して、何も買わなくともトイレは顔パスだって。
さやか:嫌な常連だなあ。
ゆうか:ウチの次長のところの奥さんも、とにかくキツいね。次長、去年、痔で2日ばかし入院したんだけど、「たった1泊? 医療保険の請求対象になる8日以上入院して来いよ」って脅されたらしい……。
あけみ:聞くも涙だな。
※週刊ポスト2015年7月31日号