国内

録音とスクショ 親が子供のいじめ被害を証明するための方法

 後を絶たない、いじめに関するニュース。しかし、いじめ被害を訴えても、その証拠がなければ、学校や加害者の親に相手にしてもらえない可能性がある。もしも被害者側になってしまったら、証拠を揃えて、いざという時に叩きつけられる準備をしておきかなければならないというわけだ。では、具体的にはどうすればいいのだろうか。

 いちばん効果的な証拠は、被害者と加害者がはっきり映っているいじめの現場映像だ。しかし、いじめを受けている時に、被害者がそれを撮影するのは難しい。そこで、次善策としておすすめなのが、被害状況の録音だ。著作に『いじめと探偵』(幻冬舎新書)がある、日本メンタルヘルス協会公認カウンセラーでT.I.U総合探偵社代表の阿部泰尚さんが、解説する。

「今は薄くて小さいICレコーダーがあるので、それを服の袖やズボンのゴムなどに縫いこんでおき、いじめがあった時に本人が録音します。私も実際の証拠集めで、依頼者のお子さんに使ってもらっていますが、証拠として成立する音声がちゃんと録音できますし、相手にバレたこともありません」

 勇気がいる行動だが、「証拠があればなんとかなるかもしれない」と、スパイ気分で子供は頑張るケースが多いという。

 最近は脅迫メールを送ってきたり、ツイッターやLINEで悪口を書くといういじめが増えている。これらの文面や画像も証拠になるので、必ず残しておきたい。

「メールはそのまま保存し、プリントアウトしておきます。また、スマホには、表示中の画面を保存する“スクリーンショット”という機能があるので、事前にお子さんに教えておき、悪口が送られて来たら、すべて保存するように伝えてください」(阿部さん)

※女性セブン2015年9月10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン