【2】住民票の写し・印鑑証明書の取得
相続手続きにおいて、住民票の写しや印鑑証明書も必須書類だ。
「亡くなった方の未支給年金の請求や不動産などの相続手続きなど、相続人の住民票・印鑑証明はたびたび必要となります。こちらもまとめて2~3部取得しておくと便利ですが、提出先によって3か月以内のものが必要など期限が決められていることもあるので注意して下さい」
【3】公共料金・電話・ネットなどの名義変更・停止
「故人と取引していた金融機関に死亡を通知すると、その口座は凍結されます。すると公共料金などの自動引き落としができなくなるので、各種の名義変更が必要です」
電気・ガス・水道・ネットのプロバイダー契約は電話やネットで契約者変更手続きが可能だ。
「携帯電話は死亡の事実が確認できる書類を窓口へ持参すれば解約できますが、解約日までの料金を請求される場合もあるので、早めに解約手続きしましょう」
【4】運転免許証・パスポート・クレジットカードの停止
免許・パスポート・クレジットカードは悪意ある第三者の手に渡れば、犯罪に使われることも考えられる。
「免許証は警察署窓口に故人の免許証と死亡の事実が確認できる書類を持参。パスポートはパスポートセンターにパスポートと死亡の事実が確認できる書類を提出。クレジットカードは会社によって異なるので、電話で問い合わせましょう」
※週刊ポスト2015年9月11日号