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2015.09.13 07:00  週刊ポスト

中村雅俊 「この先がどうなるかなんて、ノーバディノウズ」

 デビューから常にスターであり続けた俳優で歌手の中村雅俊だが、近寄りがたい雰囲気とは無縁だ。初主演ドラマ『われら青春!』に出演したときの思い出について中村が語った言葉を、映画史・時代劇研究家の春日太一氏の週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』からお届けする。

 * * *
 中村雅俊は大学在学中、1973年に文学座研究所に入所、翌年に日本テレビのドラマ『われら青春!』の主演にいきなり大抜擢されている。

「大学時代にクラブで英語劇をやっていました。その時に、一つの舞台をみんなで作り上げてパフォーマンスをすることに感動があって。それで文学座の研究生になろうと思ったのですが、その段階ではテレビに出るとかそういうのは考えられなかった。でも、四月に研究所に入って十二月にはデビューすることが決まったので、自分で実践しながら感じて芝居を作り上げていくしかありませんでした。

 日本テレビの岡田晋吉プロデューサーは俺の前に文学座の先輩の村野武範さんで『飛び出せ!青春』という学園ドラマをやっていて、一方で同じ岡田さんの『太陽にほえろ!』には一期先輩の松田優作さんが出ていた。ですから、岡田さんの中にはなんとなく『文学座から』という流れはあったのかもしれません。それで同期の連中でオーディションして選ばれました。

 その時はどんなに大変なことか、感じてはいませんでしたね。自分の中では割と普通にやっていたように思います」

 劇中で自身の歌う挿入歌『ふれあい』も大ヒット、瞬く間に人気スターとなっていった。

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