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「晋三の家内の昭恵でございまぁ~す」記者にアッキーが電話

 9月4日昼過ぎ、本誌記者の携帯に1件の留守電が残されていた。再生してみると、

「安倍晋三の家内の昭恵でございまぁ~す!」

 まさかのファーストレディからのメッセージ。そのハイテンションな口ぶりに、思わず「イタズラ電話か?」と疑ってしまうほどだった。

 本誌は前号で昭恵夫人が足繁く通う東京・池袋のバーの存在を報じた。入り口に「アベ政権反対」の看板が掲げられ、“反政府バー”と呼ばれる同店では、「ダウンシフター(※注)」の店主・高坂勝氏が昭恵夫人に、面と向かって総理の批判を繰り返す。

【※注/成長を必要としなくても豊かな社会を目指すという哲学(ダウンシフト)の実践者】

 昭恵夫人が「家庭内野党」を宣言したり、脱原発運動に参加するようになったのは高坂氏の影響だった──という記事内容だ。

 そこで記事化にあたって本誌は昭恵夫人に高坂氏との関係について取材を申し込んでいた。多忙のために前号締め切り時には間に合わなかったのだが、それでも昭恵夫人は律儀に本誌に電話をかけてくれたのだ。ファーストレディの生声を聞くため、折り返しの電話をかけた。

「もっしも~し」

 友達のように電話に出たアッキー。

──“反政府バー”に通われているそうで?

「アハハハハハ! 反政府って(笑い)」

──高坂さんとの親密な関係について伺いたいのですが?

「アハハハ! えぇ~! 何を言ってるのよそれ! アハハハ!」

──では、高坂さんは昭恵夫人にとって、どんな存在?

「えっと……(突然、口調がシリアスに)。お店に行かせていただいて。あっ、こういう考え方の人もいるんだって。(お店には)私の周りにはなかなかいないような人たちがたくさんいるので。世の中の流れがどうなってるかなどを聞かせていただくには面白い場所で、影響は受けていますし、共感する部分もあります」

──総理の悪口を聞かされるのは嫌じゃないんですか?

「なんでダメなのか? 率直な意見を聞いてみたいなと思っているんですよ」

※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号

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