10月22日に開幕した第28回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品した『FOUJITA』(フジタ)の記者会見・舞台挨拶が行われた。登場したのは出演者のオダギリジョーと中谷美紀、そして小栗康平監督だ。
同作の舞台は1920年代のフランス・パリ。「エコール・ド・パリ」(パリ派)の代表的画家・藤田嗣治の人生を描く作品で、ピカソやモディリアーニらともパリで出会った後に帰国。裸婦の絵で高い評価を得た藤田だが、「戦争協力画」を描いたこともあり、戦後に「戦争責任」を問われ、パリに戻り、フランス国籍を取得し二度と日本の地を踏むことはなかった。
そんな藤田を演じるオダギリジョーと、5番目の妻である君代を演じた中谷美紀の達成感溢れる表情をどうぞ。
撮影■小彼英一