11月には、石川県珠洲市の郵便局員が、訪問宅が留守だったにもかかわらず自分で配達証にサインしてポストに投函し、手渡ししたかのように装った事件が起きた。本人は、「早く配達を終えたかった」と話したという。
マイナンバーだけではない。11月9日、香川県の元郵便集配員の20代女性が、約2万9000通の郵便物を配達せず、自宅などに隠していたとして逮捕されていたことがわかった。その理由については、「やる気がなかった」と説明したと報じられた。
利用者からしてみれば、“どうしてくれるんだ!”と問い詰めたいのは当然。でも、それほどまでに追い詰められた環境なのだろう。
「誤って長距離で別方面の荷物を積んでしまったら、ドライバーの自己責任でその荷物を運ばなければいけません。自分で運べないときは、自腹で別の運送業者に頼むこともあります」(横田さん)
※女性セブン2016年1月1日号